中学生・高校生
中学生・高校生のこころと発達について
中学生になると、心身ともに大きく成長し、自我もより強くなっていきます。
身体の変化に戸惑ったり、周囲の目が気になったりしながら、自分の存在価値について考えるようになる時期です。
親や先生と距離をとることも増えますが、一方で友人関係はより密接になり、悩みの多くは人間関係に関わるものとなります。
この時期は、学校生活のストレスや成績のプレッシャー、SNSの影響などから、気分の落ち込みや無気力、不登校などの症状があらわれることもあります。
また、発達特性のあるお子さんにとっては、自分の特性とどう向き合うかが大きな課題になる時期でもあります。
日常的な悩みや困りごとについては、まずは学校のスクールカウンセラーや教育相談室など身近な相談先をご利用いただくこともおすすめします。
それでもなお、専門的な医療的支援が必要と感じられた際には、どうぞ遠慮なくご相談ください。
中学生のこころの変化に寄り添い、安心して相談できる場を提供できればと考えています。
高校生は、自立に向けてさらに大きな成長が求められる時期です。
将来のことを考えたり、自分自身の価値観や生き方を模索したりしながら、心の中で葛藤を抱えることも多くなります。
友人関係や恋愛、家庭の問題、進路の悩みなど、さまざまな課題に直面します。
時には自分を追い込み、強い不安や孤独を感じることもあります。
こうした高校生ならではの心の揺れや悩みに対して、当院では精神科の専門的な視点からサポートいたします。
必要に応じてご家族とも連携しながら、一人ひとりのペースに合わせた関わりを大切にしています。
まずは身近な相談窓口もご活用いただきながら、医療的なサポートが必要な場合はどうぞお気軽にご相談ください。