大学生(高校卒業後)
大学生・若年成人期のこころと発達について
高校を卒業し、大学や専門学校への進学、就職など新しい環境に身を置くこの時期は、自立の第一歩を踏み出す大切な時期です。
生活リズムが大きく変わり、親元を離れて生活する方も多くなります。新しい環境での孤独感や、学業、将来への不安、人間関係の悩みなど、これまでとは異なるストレスを感じることが増えていきます。
この時期は、自分の価値観を見つめ直しながら、社会の中での役割や人間関係を築いていく過程です。迷いや戸惑いも多く、特に周囲と自分を比較して自己肯定感が揺らいだり、気分の落ち込みや不安、強い緊張感を抱くことも少なくありません。
また、発達特性のある方にとっては、時間管理や人づきあいの難しさが学業や生活に影響することもあります。
大学生・若年成人期のこころの課題に対して、当院では発達の視点も大切にしながら、個々の状況に応じた専門的なサポートを行っています。
身近に相談できる場所が見つかりにくいこともあるかと思いますが、大学には学生相談室や保健センターなどの相談窓口が設けられている場合が多いです。
また、地域によっては若者相談や精神保健福祉センターなどのサポートも利用できます。
まずはこうした身近な相談窓口を活用してみるのもよいかと思います。
もちろん、医療的な支援が必要な場合には、どうぞ遠慮なく当院へご相談ください。
お一人で悩みを抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。安心して頼れる場所となれるよう、サポートいたします。
