ADHD(注意欠陥多動性症)
「集中できない」「じっとしていられない」が気になる方へ
忘れ物が多い、話を最後まで聞けない、じっと座っているのが難しい——。
こうした様子が日常生活で頻繁に見られる場合、「ADHD(注意欠如・多動症)」の可能性があります。ADHDは、発達特性のひとつで、脳の働き方の違いによって集中力の持続や行動のコントロールが難しくなる状態です。
ADHDの主な特徴
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注意の持続が難しい
課題や話に集中できない/計画的に物事を進めるのが苦手/忘れ物や失くし物が多い -
多動性
落ち着いて座っていられない/必要以上に話しすぎる/体を動かさずにいられない -
衝動性
順番を待つのが苦手/思いついたことをすぐに行動に移してしまう/感情のコントロールが難しい
これらの特徴は、本人の性格やしつけの問題ではなく、脳の機能や神経伝達の違いによるものとされています。成長とともに変化していくことも多いですが、日常生活の中で困りごとが続くようであれば、医療の力を借りてみるのも一つの方法です。
当院の診療について
当院では、ADHDに対して必要最小限の薬物療法を中心に診療を行っております。
まずはお子さんの幼少期からの様子を丁寧に振り返り、現在の状態や日常生活での困りごとについて詳しくお伺いします。そのうえで、必要に応じてお薬を用いながら、症状の改善を目指していきます。
ADHDと向き合うために
ADHDは「怠けているから」「甘えているから」と誤解されがちですが、そうではありません。
本人なりに頑張っていても、特性によって生活に困難を感じていることが多くあります。けれど、適切なサポートがあれば、集中しやすくなったり、感情のコントロールがしやすくなったりすることもあります。
また、ADHDの特性は、裏を返せば好奇心旺盛さやエネルギッシュさといった「強み」につながることもあります。困りごとが強く出ている時には無理をせず、医療的な視点を取り入れながら、その子らしい生活を支えていくことが大切です。
