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企業の皆さまへ―「働く人」と「職場のこころの健康」を支えるために―

目次

  1. ご挨拶

  2. なぜ今、企業にメンタルヘルスの理解と対応が求められるのか

  3. 精神科医として、企業の皆さまと「ともに考える」関係を

  4. 見えにくい不調や「発達特性」にも目を向けて

  5. 「繰り返す不調」は、決して“本人のせい”ではありません

  6. メンタルヘルス対応は、「誰かを守ること」=「職場全体を守ること」

  7. ご相談・お問い合わせについて

  8. 最後に

1,ご挨拶

こんにちは。
江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニック 院長の三木敏功(精神科医専門医 産業医)です。

私はこれまで、精神科医および産業医として、医療現場はもちろん、企業や福祉、教育といったさまざまな領域で「こころの健康」に関わってきました。

近年では、「社員の不調にどう対応したらよいか」「繰り返す休職や復職をどう支えたらよいか」といった、職場からのご相談が増えています。

このページでは、企業の皆様に向けて、当院で対応可能な内容やご相談の考え方をご紹介いたします。

同時に、現在受診中の患者さまが読んで頂いても、不安にならないよう丁寧に説明しておりますので、どうぞ安心してご覧ください。

2,なぜ今、企業にメンタルヘルスの理解と対応が求められているのか

仕事や人間関係、生活スタイルの変化などを背景に、うつ病・適応障害・不安障害・発達特性による困難などが身近な問題になっています。

職場での心の不調は、単に「個人の問題」ではありません。
周囲の理解やサポートがあれば乗り越えられることも多く、逆に環境のミスマッチや誤解が重なると、症状が悪化してしまうこともあります。

企業の皆さまが、「働く人のこころの健康をどう守るか」という視点を持つことは、社員一人ひとりの安心につながるだけでなく、職場全体の健全性・生産性の向上にもつながります。

3,精神科医として、企業の皆さまと「ともに考える」関係を

当院では、医療の枠にとどまらず、企業の皆様と協力して、以下のようなご相談を受けています。

  • メンタル不調で休職中の方の状態把握と復職可否に関する助言

  • 繰り返す休職・復職への適切な対応策のご提案

  • 配置変更・業務内容の見直しに関するアドバイス

  • ハラスメントや人間関係トラブルに対する支援の考え方

  • 診断名に現れにくい発達特性や対人面の課題への配慮方法

こうしたご相談の中で、患者さまの尊厳やプライバシーを守ることを最優先に、必要に応じて企業の担当者と情報共有(ご本人の同意がある場合のみ)を行っております。

4,見えにくい不調や「発達特性」にも目を向けて

最近では、「何度注意しても同じミスをしてしまう」「空気が読めないと言われる」「会話のズレが多い」といった理由で、職場に馴染めずに悩む方も少なくありません。

そうした方々の中には、発達障害(ASDやADHDなど)の特性や、周囲とのコミュニケーションのズレが背景にあるケースもあります。

こうした特性は、悪意や努力不足ではなく、脳の特性からくるものです。
だからこそ、医療と職場の両方が理解を深め、本人の強みを活かせる働き方や関わり方を一緒に考えていくことが大切です。

5,「繰り返す不調」は、決して“本人のせい”ではありません

メンタルの不調は、「一度休んだから治る」というものではありません。
特に、職場復帰後に再び症状が悪化することもあり、これはよくあるケースです。

その原因には、職場のストレス要因が解消されていなかったり、タイミングや役割が合っていなかったりすることもあります。
当院では、そうした背景を丁寧に確認しながら、本人だけでなく職場環境にも目を向けた助言を行っています。

6,メンタルヘルス対応は、「誰かを守ること」=「職場全体を守ること」

心の不調に悩む方は、決して特別な存在ではありません。
誰にでも起こりうることであり、適切な対応があれば、多くの方が社会で活躍し続けることができます。

企業の方と協力し、本人の強みや特性に応じた支援のかたちを一緒に考えることは、
社員の尊厳を守ると同時に、企業としての信頼や持続可能性を高めることにもつながります。

7,ご相談・お問い合わせについて

ご相談を希望される企業のご担当者さまは、まずはメールにて簡単なご連絡をいただけますと幸いです。

ご本人の同意がある場合のみ、企業との連携・意見書作成・復職支援・会議出席などにも対応可能です。

📧 info@edogawa-mental.clinic
📄 お問い合わせフォームはこちら

8,最後に

心の健康は、誰か一人だけが支えるものではありません。
職場・医療・家族がつながることで、より良い支援が実現できます。

もし、今お困りのことがあれば、まずは一歩、安心できるかたちでご相談ください。
一人ひとりに合った支援を、丁寧に、一緒に考えてまいります。

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