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抜毛症

抜毛症(トリコチロマニア)について

抜毛症は、無意識に、あるいは癖のように自分の髪の毛や体毛を抜いてしまう症状で、「トリコチロマニア」とも呼ばれます。小学校高学年から思春期にかけて始まることが多く、髪だけでなく眉毛やまつ毛を抜く場合もあります。毛自体の病気ではなく、抜毛行為が止まれば再び生えてくるのが特徴です。

脱毛部には切れ毛が不揃いに残ることがあり、円形脱毛症や皮膚の病気との区別が必要になる場合があります。症状が続くと、見た目の変化や「やめられない」ことへの罪悪感などから、本人が悩みを抱えることもあります。

抜毛症の背景には、精神的なストレスや不安、緊張などが関わっていることが多いとされます。家庭や学校など日常生活での環境も影響する場合があり、周囲の人が本人の気持ちに配慮し、過度に叱らず見守ることが、症状と向き合う一助となることがあります。

当院での対応

当院では、薬物療法を中心に対応しています。抗うつ薬などを用いて心身のバランスを整え、無意識的な衝動を和らげていくことを目指します。現時点では認知行動療法などの心理療法は行っておりません。

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