メニュー

江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニックの児童・思春期精神科の特徴

[2025.04.01]

こんにちは。江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニック院長の三木敏功(精神科専門医・子どものこころ専門医)です。

今回は、当院の児童・思春期精神科の特徴についてご紹介します。

■ 対象となるお子さま

当院では、原則として小学校1年生以上のお子さまを対象に、児童精神科の専門外来を行っています。

以下のようなご相談に対応しています:

  • 発達障害(神経発達症)

  • 不登校・登校しぶり

  • 気持ちの浮き沈みや不安定さ

  • 友人関係や対人トラブル

  • 学校生活への適応の悩み

「この子のことで気になるけど、何科に相談すればいいか分からない」というときにも、まずはお気軽にご相談ください。

■ 初診・再診について

  • 初診:45〜60分ほど時間をかけ、保護者の方とお子さま、両方からじっくりお話をうかがいます。
     生育歴や学校・家庭での様子などを多角的に把握し、診断と支援方針をご提案します。

  • 再診:原則として5〜10分程度です。
     薬の効果や副作用、生活の変化などを丁寧に確認しながら、必要に応じて方針を調整していきます。

■ 薬物療法についての方針

当院では、薬物療法を専門的に実施しています。

  • ADHDや自閉スペクトラム症に伴う過敏さ・不安・衝動性への対応

  • 不安障害やうつ状態、不登校などによる心の負担の軽減

  • 睡眠障害(朝起きられない、夜眠れない、情緒不安定)への処方

薬は必要最小限にとどめ、「こどもの自然な回復力を引き出すための一時的な支援」という考えのもとで行います。
もちろん、処方の前には十分な説明とご理解をいただいた上
で判断いたします。

■ 地域との連携と支援体制

子どもたちの支援は、医療機関だけで完結するものではありません。
当院では、次のような地域の関係機関との連携を重視しています:

  • 教育相談室

  • 保健所、発達支援センター

  • 学校・療育機関・福祉機関

  • 児童相談所・カウンセリング機関 など

支援会議への参加、診断書や意見書の作成なども行っており、お子さまとご家族の生活を支えるためのチーム支援を大切にしています。

■ 医師として特に重視していること

医師にしかできない支援として、以下の点に力を入れています:

  • 医学的な診断とその説明

  • 適切な薬物療法とその継続的なフォロー

  • 訪問看護導入の判断・指示(医師の指示が必要です)

  • 福祉サービス申請や就学相談に必要な診断書・意見書の発行

■ 実施していないこと(ご紹介での対応)

当院では以下のサービスは実施しておりませんが、必要に応じて信頼できる外部機関をご紹介いたします。

  • 療育(発達支援プログラム)

  • 心理士による継続的なカウンセリング

お子さまの状況に応じて、最適な支援先を一緒に検討していきますのでご安心ください。

■ 最後に

子どものこころの問題は、成長の中で揺れ動く自然な現象でもあります。
大切なのは、保護者の方が一人で抱え込まないことです。

江戸川区には、質の高い支援機関がたくさんあります。
当院でなくても大丈夫です。まずは信頼できる専門家にご相談いただくことが、支援の第一歩です。

私たちは、お子さま本人だけでなく、ご家族全体の生活の質が少しでも向上することを目指してサポートしています。

お気軽にご相談くださいね。

 

HOME

ブログカレンダー

2025年7月
« 6月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME