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ストレスで体の不調が続くあなたへー心療内科で相談できる症状とは?ー

[2025.05.03]

こんにちは。

江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニック、院長の三木敏功(精神科専門医 産業医)です。

今回は、「ストレスが原因かもしれないけど、病院で相談していいのかな」と感じている方に向けて、心療内科で診る“体の不調”についてお話ししたいと思います。

「体がつらいのに、検査では異常がない」……それ、心のSOSかもしれません

  • 胸がドキドキして不安になる
  • 息がしづらく、深呼吸がしたくなる
  • 胃がキリキリ痛い、下痢や便秘が続く
  • 朝になると頭痛や吐き気で起きられない
  • 微熱が続く、めまいがする、食欲が出ない

こうした症状で内科にかかり、血液検査や画像検査をしても「異常なし」と言われた……でも体調はつらい。

そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

それは、「気のせい」ではありません。

ストレスや不安など心の状態が体にあらわれているのです。

心と体はつながっている

私たちの身体は、心と切り離して存在しているわけではありません。

強いストレスや悩みがあると、自律神経やホルモンのバランスが乱れ、さまざまな身体症状を引き起こすことがあります。

つまり、体の不調の“背景にある心”を診るのが、心療内科の役割なのです。

どんな症状のときに心療内科に相談すべき?

以下のような症状がある方は、一度ご相談いただくことをおすすめします。

◆ 不安や緊張が強く、動悸や息苦しさがある

→ パニック障害や不安障害の可能性があります。

◆ 胃腸の不調が続くのに、内科では異常がない

→ 過敏性腸症候群やストレス性の胃痛が考えられます。

◆ 疲れているのに眠れない、夜中に何度も目が覚める

→ ストレス性の不眠症やうつ状態の兆候かもしれません。

◆ めまいやふらつき、頭痛、肩こりが慢性的

→ 自律神経の乱れが背景にあることがあります。

「受診するほどじゃないかも」と迷っているあなたへ

「こんな症状で心療内科に行ってもいいのかな」

「薬をすすめられるのが怖い」

「もっと(症状が)重い人が行く場所では?」

そう思って受診を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。

でも、心の不調は早めに気づくことで、悪化を防ぎ、生活への影響を最小限にすることができます。

心療内科医は、無理に薬をすすめたり、「気合いで乗り越えてください」と言うことはありません。

あなたの体と心に寄り添いながら、今できる最善の方法を一緒に探していきます。

「検査では異常がないのに体がつらい」——そんなときこそ、心療内科医がお役に立てるかもしれません。

身体の不調をきっかけに、心のケアが必要だと気づけることもあります。

最後に:自分の体と心を、どうか大切にしてください

ストレスや不安で体がつらいとき、それは「休んでほしい」「気づいてほしい」という心からのメッセージかもしれません。

自分の気持ちや身体の声を無視し続けていると、いつか動けなくなってしまうこともあります。

あなたのつらさには、ちゃんと理由があり、対処法もあります。

どうか、ひとりで抱え込まずに、まずは一度、心療内科医にご相談くださいね。

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